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またまたinto the wildについて

またまた同じような内容だけど、
前回のINTO theWILDの映画版をやっと観れて、
胸にずしずし来て、書かずにいられない。
ってほど言葉にならないんだけど。

何かに駆り立てられて外の世界へ旅立つ若者たち。
ひとつにとどまることは退屈である。
なんでもお金で解決しようとしたり、世間体を気にする両親への嫌悪。
これまで出逢うことのなかった数々の出逢い。
荒野への冒険心。

こういう若者たちはきっと多くいる。
固まった価値観に縛られない生き方。
こういう生き方に魅力を感じることも事実。
でも実際はクリスは餓死したのだ。孤独なアラスカの荒野で。
彼が単なる無知で無防備な若者ではなく、
周囲の人々をひきつける魅力のある知性溢れる若者だったからこそ
(って実際会ったわけじゃないけどさ)
彼が見る空が両親の胸の中だったらよかったのに。と思わざる得ない。
孤独なバスの中じゃなくて。
ロンの孫になっていたっていい。
誰かのそばでみる風景はどれだけすばらしいものだったか。
彼が実際最後に思ったことはなんだったのか、実際は彼にしかわからないけど、
きっといろんな人々の顔がよぎっていただろう。

でも単なる自由な生き方をしている人の賞賛的な映画ではなく、
シンプルかつ人生の重みもじっくり感じさせてくれる、本当にすばらしい映画だと思った。
風景の映像や人々の描写も美しく、かつ生身の人間を感じさせてくれる。
主題歌はさることながら、それ以外のすべての音楽のチョイスもぴったりだし。
ノンフィクション小説のイメージを少しも損なわず、こんな映画を作れるなんて
やっぱりショーンペンはすごいわ・・・惚れ惚れ。

おすすめです~♪
どうやってリンクさせるのかわかんないけど、公式HP、みてね。
http://intothewild.jp/top.html

by lilacyu723 | 2009-09-27 00:34 | film&books  

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