まるこ出産レポ@韓国
2012年 07月 26日
出産するのはどこの国でも大体同じでしょ、と思っていたのに、結構違いがあって
軽くカルチャーショックでした。そんな記憶を忘れないうちに、自分のために記録します~。
今回チルゴクにあるローズマリー病院という小児科・産婦人科の病院で産みました。
大きな病院で、結構評判◎の病院だとのことです。
7月17日 母と39週の検診。いつも検診してもらってる親切な医師より。
「子宮口も3センチくらい開いてるし、赤ちゃんも十分大きいし(3400g)、お母さんも
いらしたなら、もう待つ理由もないのでしょう。明日誘導分娩しましょうか。
子宮口が開いているから、陣痛きたら病院に来る間もなく産まれてしまう可能性も
あるし、誘導したら数時間できっと産まれるでしょう」
・・・私ももー暑いし、早く産みたい気持ちもあり、承諾。急きょ明日産むことに。
でもやっぱり自然に陣痛来た方がいいので、帰りに母とウォーキングしてみたが
あまり効果なし。やっぱりこういうのは継続しなきゃいけなかったみたいね。
7月18日
8:00 旦那と家族分娩室へ。ローズマリー病院は全室LDRでの分娩だそう。
誘導の点滴、いきなりどばっと入れられるのでは?と思ったけど、ちょっとずつ入れて
産まれなさそうだったら、明日や明後日に再度する可能性もあると言われて、
無理やり産むわけじゃないのね~、とちょっとほっとする。
誘発剤?と栄養剤の点滴開始。午前中には産まれるかも~とどきどきわくわく。
10:00 まったく陣痛こない。暇。お菓子でも食べよ~か、お昼は何を食べようか~って
楽しみにしていたのに、食べ物は食べちゃだめって言われて、かなりがっかり。
日本では陣痛きてても、歩きまわったり、しっかり食べるように言われてたのに。
11:00 陣痛全くこないけど、浣腸される。朝、ちゃんと出してきたのに~。
無理やり出されるのって気持ち悪い・・・(泣)
12:00 担当医が来る。陣痛こない?おかしいな~と、内診で、ぐいぐいされて、
どぱっと破水。「これで陣痛来ると思うよ~」。え~陣痛こなかったら日を改めて
やるんじゃなかったの?ぐす・・・。暇だから歩きたいけど、どばどば羊水が出てくる
ので、全然お腹は痛くないのに、ベッドで横になってるはめに。
「無痛分娩するんですよね?」と言われるが、誘導もして栄養も点滴して・・・
数時間で産まれたんじゃ感動が無いような気がして、無痛は断る。
でも助産師さんからも何度も「無痛しないんですか?」と聞かれる。
あまのじゃくな私は、聞かれるごとに「意地でもするか~」という気になる。
13:00 3,4分間隔の陣痛が。まだ痛みは弱いけど、間隔が短いから、本当にすぐ産まれて
くるのでは?とわくわく。旦那はひるごはんを食べに。いいな~
14:00 間隔は縮まらないが、痛みは増す。痛みを逃す方法を助産師さんに聞くが、
「無痛分娩をすればいいだけのことよ。」と口をそろえて言われる。
呼吸法とか姿勢とか、そういうのの指導は全然ないんかい~(泣)
「無痛をするなら今が最後だからね」と念を押されるが、「だ、大丈夫です」と断る。
15:30 間隔は縮まらないが痛みだけ増す。母とちびが様子を見に来てくれる。
でも構っている余裕なし。ちびが私の痛みをこらえてる姿をみて、あとで
「まま、ふーふーふー、ってやってたね~・・・」って言ってたみたい。ちびの眼には
どんな姿にうつってたんだろ。
16:00 2分間隔。痛みもすごいきつい。でもまだ30%くらいしか進んでないとのこと。
えーん、子宮口、3センチ開いてたんじゃないんかい~
すぐ産まれるって言ったから誘導したし無痛もやめたのに~うそつき~
(ま、今から考えると色々なケースがあるのに、私が勝手にそう信じ込んでしまった
だけなんですけどね・・・はあ。)
17:00 何度助産師に確認してもらっても30%との返事。もうだめ、限界の痛み・・・死ぬ・・・
そしていきなり・・・「無痛をしてください!!」と叫んでいる私。
もう遅いんじゃと思ったけど、胎動チェックをして無痛の注射を打つことに。
無痛の選択肢がなければ耐えるしかないから耐えるけど、人間、あの痛みの中、
無痛という選択肢があるんだと思うと、やっぱりそっちに逃げてしまうのね・・・・・・
胎動チェックしてから・・・と助産師さんが準備するが、「胎動チェックはいいから、
早く無痛の注射してくれ~早く~早く~」と狂っている私。
17:30 無痛の注射を背中に。あの痛みの中、あぐらをかいた姿勢で10分静止してなくちゃ
ならず、かなーり地獄。
でも10分後、麻酔の効果が効き、痛みが和らぐ。無痛、万歳。
1時間くらいは穏やかな時間が流れる。軽く昼寝。
18:30 いきなり強い痛み。なんで?なんで?無痛の効果がきれたか?
(無痛をしても、最後の方は陣痛の痛みがくるみたいね。)
結局1時間しか麻酔の効果なかったやん~・・・と地獄の痛みを味わう。
急に痛みがくるから余計痛く感じるような?
1時間の間、誘導したのにこんなに時間がかかるなんて、やっぱりまだ産まれてくる
準備はできてなかったんじゃないか、なんで誘導しちゃったんだろう、
無痛もなんであんなに遅くに選択しちゃったんだろう、と後悔がぐるぐる。
19時すぎ ちびの時には感じたことないようなお腹の痛み。陣痛じゃないような痛み。
無理に陣痛よんだから、変なことが身体におこってるんじゃないか・・・と不安。
変なお腹の痛みが怖くて助産師さんを呼んでもらう。
もう全開になってるということで、周りが急に騒がしく。
ベッドが分娩台になり、ライトが落とされ、急にクラッシックの音楽が流れ始め(笑)、
大手術?ってくらいの助産師さん達が大勢現れ、旦那も手術服みたいなのに着替える。
気付かなかったけど、麻酔のため、下半身が麻痺していたらしく、分娩台の足かけに
足が上がらない。医師が来て、いきむように言われる。
陣痛の間、3度いきむがまだ赤ちゃんが上の方にいる感覚があるので、
まだ次の陣痛まで出てこないだろうなと思ったら、3度目のいきみの時に、
ごりごり~っとお腹を押されて、赤ちゃん出てくる。えっ?とびっくりする。
私の力じゃなくて、外力によって出されたような?
このあとまだ膜のついた赤ちゃんを胸に抱く。すっごくあったかい。
感動というより、陣痛の間、色々やって無理に出そうとしてごめんという想いが
あったので、ちゃんと出てきてくれたことに、心底ほっとして、だらだら涙が出てくる
・・・・よかった・・・・
そのあとパパがはじめてのおふろ?を入れ、いきなり「パパ、歌を歌ってください」と
言われてて、旦那が「いえ、家で歌いますから」と断固断ってて、ちょっとウケる。
お風呂がおわったら、腕にだかせてもらえて、初めての授乳。初めてとは思えない位
力強く吸ってくれる。元気そう。よかった・・・・
しばらく抱っこしているが、点滴の副作用で、がたがた寒気がきて、抱っこする余裕
なくなり、助産師さんに預かってもらう。
そんな風に産まれてきたまるこちゃん。
今回韓国で出産してみて、ところ変われば方法も変わるもんだと思うのと、
やっぱり言葉とか韓国での出産方法の下調べをもっとしておけばよかったと思ったり、
予定日までは陣痛を待てばよかった、無痛をこんなに勧められるなら、はじめから
それを選択すればよかったとか、色々な後悔?が残った。
でも、結果的にまるこがちゃんと産まれてきて、今はそんな後悔もどこかへ飛んで
いってしまったけどね。頑張って産まれてきてくれて、ありがとう、まるこ。
韓国での入院生活も次にレポしまーす♪
軽くカルチャーショックでした。そんな記憶を忘れないうちに、自分のために記録します~。
今回チルゴクにあるローズマリー病院という小児科・産婦人科の病院で産みました。
大きな病院で、結構評判◎の病院だとのことです。
7月17日 母と39週の検診。いつも検診してもらってる親切な医師より。
「子宮口も3センチくらい開いてるし、赤ちゃんも十分大きいし(3400g)、お母さんも
いらしたなら、もう待つ理由もないのでしょう。明日誘導分娩しましょうか。
子宮口が開いているから、陣痛きたら病院に来る間もなく産まれてしまう可能性も
あるし、誘導したら数時間できっと産まれるでしょう」
・・・私ももー暑いし、早く産みたい気持ちもあり、承諾。急きょ明日産むことに。
でもやっぱり自然に陣痛来た方がいいので、帰りに母とウォーキングしてみたが
あまり効果なし。やっぱりこういうのは継続しなきゃいけなかったみたいね。
7月18日
8:00 旦那と家族分娩室へ。ローズマリー病院は全室LDRでの分娩だそう。
誘導の点滴、いきなりどばっと入れられるのでは?と思ったけど、ちょっとずつ入れて
産まれなさそうだったら、明日や明後日に再度する可能性もあると言われて、
無理やり産むわけじゃないのね~、とちょっとほっとする。
誘発剤?と栄養剤の点滴開始。午前中には産まれるかも~とどきどきわくわく。
10:00 まったく陣痛こない。暇。お菓子でも食べよ~か、お昼は何を食べようか~って
楽しみにしていたのに、食べ物は食べちゃだめって言われて、かなりがっかり。
日本では陣痛きてても、歩きまわったり、しっかり食べるように言われてたのに。
11:00 陣痛全くこないけど、浣腸される。朝、ちゃんと出してきたのに~。
無理やり出されるのって気持ち悪い・・・(泣)
12:00 担当医が来る。陣痛こない?おかしいな~と、内診で、ぐいぐいされて、
どぱっと破水。「これで陣痛来ると思うよ~」。え~陣痛こなかったら日を改めて
やるんじゃなかったの?ぐす・・・。暇だから歩きたいけど、どばどば羊水が出てくる
ので、全然お腹は痛くないのに、ベッドで横になってるはめに。
「無痛分娩するんですよね?」と言われるが、誘導もして栄養も点滴して・・・
数時間で産まれたんじゃ感動が無いような気がして、無痛は断る。
でも助産師さんからも何度も「無痛しないんですか?」と聞かれる。
あまのじゃくな私は、聞かれるごとに「意地でもするか~」という気になる。
13:00 3,4分間隔の陣痛が。まだ痛みは弱いけど、間隔が短いから、本当にすぐ産まれて
くるのでは?とわくわく。旦那はひるごはんを食べに。いいな~
14:00 間隔は縮まらないが、痛みは増す。痛みを逃す方法を助産師さんに聞くが、
「無痛分娩をすればいいだけのことよ。」と口をそろえて言われる。
呼吸法とか姿勢とか、そういうのの指導は全然ないんかい~(泣)
「無痛をするなら今が最後だからね」と念を押されるが、「だ、大丈夫です」と断る。
15:30 間隔は縮まらないが痛みだけ増す。母とちびが様子を見に来てくれる。
でも構っている余裕なし。ちびが私の痛みをこらえてる姿をみて、あとで
「まま、ふーふーふー、ってやってたね~・・・」って言ってたみたい。ちびの眼には
どんな姿にうつってたんだろ。
16:00 2分間隔。痛みもすごいきつい。でもまだ30%くらいしか進んでないとのこと。
えーん、子宮口、3センチ開いてたんじゃないんかい~
すぐ産まれるって言ったから誘導したし無痛もやめたのに~うそつき~
(ま、今から考えると色々なケースがあるのに、私が勝手にそう信じ込んでしまった
だけなんですけどね・・・はあ。)
17:00 何度助産師に確認してもらっても30%との返事。もうだめ、限界の痛み・・・死ぬ・・・
そしていきなり・・・「無痛をしてください!!」と叫んでいる私。
もう遅いんじゃと思ったけど、胎動チェックをして無痛の注射を打つことに。
無痛の選択肢がなければ耐えるしかないから耐えるけど、人間、あの痛みの中、
無痛という選択肢があるんだと思うと、やっぱりそっちに逃げてしまうのね・・・・・・
胎動チェックしてから・・・と助産師さんが準備するが、「胎動チェックはいいから、
早く無痛の注射してくれ~早く~早く~」と狂っている私。
17:30 無痛の注射を背中に。あの痛みの中、あぐらをかいた姿勢で10分静止してなくちゃ
ならず、かなーり地獄。
でも10分後、麻酔の効果が効き、痛みが和らぐ。無痛、万歳。
1時間くらいは穏やかな時間が流れる。軽く昼寝。
18:30 いきなり強い痛み。なんで?なんで?無痛の効果がきれたか?
(無痛をしても、最後の方は陣痛の痛みがくるみたいね。)
結局1時間しか麻酔の効果なかったやん~・・・と地獄の痛みを味わう。
急に痛みがくるから余計痛く感じるような?
1時間の間、誘導したのにこんなに時間がかかるなんて、やっぱりまだ産まれてくる
準備はできてなかったんじゃないか、なんで誘導しちゃったんだろう、
無痛もなんであんなに遅くに選択しちゃったんだろう、と後悔がぐるぐる。
19時すぎ ちびの時には感じたことないようなお腹の痛み。陣痛じゃないような痛み。
無理に陣痛よんだから、変なことが身体におこってるんじゃないか・・・と不安。
変なお腹の痛みが怖くて助産師さんを呼んでもらう。
もう全開になってるということで、周りが急に騒がしく。
ベッドが分娩台になり、ライトが落とされ、急にクラッシックの音楽が流れ始め(笑)、
大手術?ってくらいの助産師さん達が大勢現れ、旦那も手術服みたいなのに着替える。
気付かなかったけど、麻酔のため、下半身が麻痺していたらしく、分娩台の足かけに
足が上がらない。医師が来て、いきむように言われる。
陣痛の間、3度いきむがまだ赤ちゃんが上の方にいる感覚があるので、
まだ次の陣痛まで出てこないだろうなと思ったら、3度目のいきみの時に、
ごりごり~っとお腹を押されて、赤ちゃん出てくる。えっ?とびっくりする。
私の力じゃなくて、外力によって出されたような?
このあとまだ膜のついた赤ちゃんを胸に抱く。すっごくあったかい。
感動というより、陣痛の間、色々やって無理に出そうとしてごめんという想いが
あったので、ちゃんと出てきてくれたことに、心底ほっとして、だらだら涙が出てくる
・・・・よかった・・・・
そのあとパパがはじめてのおふろ?を入れ、いきなり「パパ、歌を歌ってください」と
言われてて、旦那が「いえ、家で歌いますから」と断固断ってて、ちょっとウケる。
お風呂がおわったら、腕にだかせてもらえて、初めての授乳。初めてとは思えない位
力強く吸ってくれる。元気そう。よかった・・・・
しばらく抱っこしているが、点滴の副作用で、がたがた寒気がきて、抱っこする余裕
なくなり、助産師さんに預かってもらう。
そんな風に産まれてきたまるこちゃん。
今回韓国で出産してみて、ところ変われば方法も変わるもんだと思うのと、
やっぱり言葉とか韓国での出産方法の下調べをもっとしておけばよかったと思ったり、
予定日までは陣痛を待てばよかった、無痛をこんなに勧められるなら、はじめから
それを選択すればよかったとか、色々な後悔?が残った。
でも、結果的にまるこがちゃんと産まれてきて、今はそんな後悔もどこかへ飛んで
いってしまったけどね。頑張って産まれてきてくれて、ありがとう、まるこ。
韓国での入院生活も次にレポしまーす♪
by lilacyu723 | 2012-07-26 11:57 | about baby