人気ブログランキング | 話題のタグを見る

からくりからくさ

 梨木香歩さんの『家守綺譚』を去年読み、その文章の美しさに魅了されて、
それ以来、お勤めしている時も、時間が空いている時を見計らってちょこちょこ
梨木さんの本を読んでいる。
『裏庭』『西の魔女が死んだ』『春になったら苺を摘みに(エッセイ)』……
でも元々あまりメルヘンチックな物語って入り込めないタチなので、『裏庭』もいまいち、で、
西の魔女も「自分が小中学生の時に読めればなあ」と思うくらいで、『家守~』ほど
の感動は得られず。でも久々に、からくりからくさで、やっぱり梨木さんはすごい!と思う。
深みのある文章や構成。こういうの書くにはきっと知識や、人間的な深みがないと
書けないものだと感じさせられる。私には無理だわ・・・。
最近夜中眠れないので、夜中にこの本を読んでいたら、この物語の中の市松人形
「りかさん」が夢に出てきて、怖かった。日本人形とか、苦手なので・・・。
この本の後に、『りかさん』という本も出されているので、昨日本屋に行った時、
買おうと思ったが、ちょっと怖くて、やめておいた。
夜、熟睡できるようになり昼間に読めるようになったら、買ってみようかな。

by lilacyu723 | 2008-04-01 16:51 | film&books  

<< 身体が支配されるということ ブログデビュー >>